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これからのチームで成果を出せるのは「空気の読める人」ではなく、「わからないと言える人」

team-building

 

こんにちは。LiberVictusナビゲーターの児玉千織です。

 

ここ数年で、日本でも在宅勤務やリモートワークで仕事をする人、独立してフリーランスで働く人がどんどん増えてきました。

かくいう私も、3年前からリモートワーカーとして、自宅やカフェ・コワーキングスペースなどを拠点にして、クライアント先と行き来しながら仕事をしています。

 

自宅で仕事をしている時は、娘が小学校から帰宅すると、一度仕事を中断します。

そして学校での出来事や相談事をふんふんと聞きながら、塾のお弁当を作り、彼女を送り出した後に、再び仕事に戻るということも可能です。

毎日会社へ通勤していた時と比べたら、かなり自由に動けるようになり、プライベートと仕事の境界は曖昧になり、バランスを取りながら仕事ができるようになった印象があります。

 

業務上のコミュニケーションは、SlackやZoomがもっぱらで、最近ではクライアントの日本企業ともWebミーティングを行うことも増えてきました。

さまざまな場所にいる専門性を持ったメンバーでのチームを作り、短期間で走りながらプロジェクトを担っていくことも、当たり前になりつつあります。

 

皆さんも個人の専門性を活かして、時間や空間に制限なく、より自由で多様な働き方が実現できるような時代が来たことを、感じ始めていらっしゃるのではないでしょうか。

そして今後、さらにこの傾向は加速化していくことでしょう。

 

このように多様性が広がり、個業化が進み、変化のスピードが早い時代においては、個人のマインドセットや専門性・力量がますます問われてくることは容易に想像がつきますよね。

 

「リモートの人たちが集まって、即席チームを作るのは結構難しい!(涙)」

 

という声も、いっぽうで聞こえてきています。

 

私も、色々な人と組んで仕事をすること機会があります。

互いの専門性や得意分野はなんとなく分かっていたとしても、「実はどんな人なのか」、「仕事のスタイルはどんなか」も、よくわからない状況でスタートすることも。

そんな時、手探りでチームビルディングをしていくのは、結構パワーがかかるものです。

 

今後、多様なメンバーとバーチャルチームで仕事をする機会も増える中で、個人としては、まず何を意識して取り組んでいけばよいのでしょうか?

 

私がこの数年で実感したことや経験をもとに、お伝えしていきたいと思います!

空気を読める人ほど陥りやすいコミュニケーションの落とし穴

私自身、バーチャルなチームで仕事をする時には、face to faceで仕事をする時とはまた違う力が必要だと感じています。

 

その中のひとつが、「相手の考えや状況を知るためのコミュニケーション力」です。

 

結構、当たり前のことを言っています、笑。

新人研修などでもお馴染みの、“相手視点でのコミュニケーション”にも通ずるところです。

 

でも”実際にできていますか?”と問われたら、どうでしょうか。

 

よくあるのが、相手の考えや状況を”分かっているつもり”になって、失敗するパターン。

当たり前のことですが、本来、自分とは異なる他人の考えや想いを把握し理解することは、相当難しいことだと思います。

 

ただ、対面で会って同じ空気を吸っている時は、それでもなんとなく伝わってくることがあるので、その難しさに気付かないことが多いです。

 

ところがバーチャルなチームになった途端に、状況は一変します。

無意識の内に頼りにしていたノンバーバルな情報(とくに表情、声色、ジェスチャーなど)がまったく入らなくなってはじめて、意思疎通がうまく取れない状況に直面するのです。

 

映像付きのWebミーティングであってもそれは同じで、リアルな肌身で感じる情報量とは、雲泥の差があるはず。

 

「これは何かが違う、このままで大丈夫だろうか」・・・と気づくのです。

 

とくに“自分は結構空気が読める”という自信がある人の方が、焦ります。

(気付くのはまだよい方で、ともすると、“この人、なんかやりにくいなぁ”などと、相手のせいにしてしまうこともあるでしょう。)

 

今までは、

 

”あのクライアントに、あれしといてくれる?

”ああ、あれですね。了解です!”

 

という笑い話のようなコミュニケーションでも伝わっていた、ツーカーな上司・部下や仲間内であっても、画面や音声だけの間接的な関係になった瞬間に、伝わらない上に、認識はズレまくるのです。

空気を読むことよりも大切なのは、質問や問いかけを通じたコミュニケーション

かつて私も、空気を読むことを良しとしていた時期があります。

その頃は、たとえ具体的な指示がなくても、上司の状況や表情から読み取って先回りして準備することで、一定の評価を得ていました。

上司にとっては、自分の考えを察して勝手に動いてくれる部下は楽だったのか、頼りにされていた感覚もありました。

 

時は流れて、リモートで仕事をするようになったばかりの頃。

私は相手の状況を五感で直接把握できないことにより、アクションに迷いが生まれて、足踏みしてしまうことが出てきました。

それでもなんとか状況を打開しようと、過去の成功体験を頼りに、少ない情報量にも関わらず、自分なりに推察して無理矢理に進めようとしていました。

そして・・・結果として、プロジェクトが、まったくあさっての方向に行きそうになったのです。

 

仕事相手からは

「わからないなら、聞いてくれればよかったのに。」と言われたのをよく覚えています。

 

その時に理解したことは、

 

”自分はわかっているという思い込みや推測を取っ払って”

“純粋に相手の状況や事実を把握するための声がけや適切な問いかけ”を通じて

 

相手を理解するためのコミュニケーションをとっていくことが、地味だけれども、とても大事だということでした。

 

そしてあらためて過去の自分の経験を振り返ると、空気を必死に読んで相手に気を遣って忖度していても、結果的に振り回されることも多く、結構疲弊していたことを思い出しました。

ようやく、自分にとっても決してよいことばかりではなかったのだ、とはじめて認識できたように思います。

 

しかもそれは、上司や同僚といった相手にとっても同じです。

わからないことをわからないと伝え、疑問点をあらためて提示することで、相手が自分の考えを深めることができたり、もっとお互いに高め合う関係になれていたかもしれないのです。

ひょっとしたら、その機会を奪ってしまっていたかもしれません。

 

空気を読むことよりも、ちゃんと質問や問いかけを通じてコミュニケーションをとることの方が、圧倒的に重要だということに、ようやく腹落ちした経験でした。

 

そしてこれができる人が、これからのチームの要となり、成果を上げていける人なのではないか、と私は思います。

コミュニケーション力をアップデートする3つの方法

ただし気づいたところで、自身のコミュニケーションをアップデートしていくのは、簡単ではありませんよね。

今までは怠って、空気や表情でなんとなく伝えていたことを、きちんとメールの文章や言語に変えて補う必要があるのですから。

それこそ、日常的に意識してコミュニケーションの取り方を変えていくことが大事です。

 

具体的には、

  1. まず事実情報をおさえる
  2. 足りない情報は、相手に確認する
  3. 自分の解釈や仮説は過信せずに、相手や場に出して、反応を確認する

などから始めてみてはいかがでしょうか。

 

女性に多いかもしれませんが、これまでチームや組織の中で、色々な人の気持ちに配慮しながら仕事をしてきた皆さん!

皆さんは、さまざまな人の気持ちに寄り添い、気を配ってきてこられ、チームにとってはありがたい存在だと思います。

 

ただどこかで、自分のことがなおざりになって疲弊していたり、思うような成果が得られないことがあったりしてはいませんか?

もしあるのであれば、これを機にあらためて自分自身を振り返り、コミュニケーションのあり方を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

 

自分自身のコミュニケーションをアップデートしてみると、自分にとっても、相手にとっても、healthyでhappyな関係性が築けるようになるはずです。

そして成果も、おのずと上がってくるようになるのではないでしょうか。

 

このようなコミュニケーションや自身のあり方について、もう一歩深めて考えて行きたい方は、ぜひ、LiberVictusのワークショップへも足をお運びください。お待ちしています。

体験付きの無料説明会の予約も受付中です♪

 

次回は、自分自身のマインドセットのひとつとしての「自己認識力」をテーマに、お伝えしていきたいと思います。

この記事を書いている人

児玉 千織
小学4年生の娘の母。母業のかたわら、PC片手に自宅やカフェからクライアント先などへ、おもむくのが日常。趣味は書道ミュージカル鑑賞など。合唱は夫、娘と家族3人で続けている共通の趣味。自身の多様な経験をもとに、『人生の多くを費やす仕事は苦行ではない。より楽しく自分らしく、活躍できる場』となるよう、企業の支援、女性の家庭や社会での能力発揮・活躍の支援をおこなっている。 組織開発コンサルタント/プロフェッショナルコーチ

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