6/15(土)にColoring Programの記念すべき第1回セミナー
『枯れにくく疲れにくいストレスフリーな声で、自分の思いと考えを100%相手に伝えよう』を開催いたしました。
当日はあいにくの雨で、正直なところ「あーあ」と思ったのですが、そんな大雨を吹き飛ばすぐらい、笑いあり真剣な表情ありのパワフルな3時間でした。
講師のフェルナンデス由布子さんのいで立ちがカッコいいよね。
私には似合わないので(笑)余計に憧れるわ。
ビジネス系やキャリア系のセミナーだと、服装も少しカッチリしたものになりやすいけど、色んなスタイルの講師から学べるのもColoring Programの良いところだなーと思っています。
少人数制だったので、私もちょこちょこ参加させてもらいながら、すっかり楽しんでしまいました。
ひとりずつ念入りなカウンセリングからスタート
おひとりずつの「声」に関するお悩みを解決することも、セミナーの大きな目的のひとつ。
もちろん3時間ですべてのお悩みがきれいサッパリなくなる!ということはありませんが、お悩み改善のためのコツや必要なエクササイズをひとりずつにアドバイス。
そのためのカウンセリングだったのですが・・・
この時点でかなりビックリしてしまったのです。
何にビックリしたかというと、とにかく細かい。
私も声楽を長いこと習っていましたが、こんなカウンセリングなんてされたことないよ。
出身地、家族構成、仕事の内容、普段どれだけ声を使っているか、などなど。
出身地や家族構成って声に関係するの?って思うかもしれませんが(私も思った!)、実はすごく関係するんだそうです。
出身地による言葉のクセってありますよね。それは発音や声の出し方に大きな影響を与えると説明されて納得。
大家族だったりや兄弟姉妹が多かったりすると、自分の欲求を通すためには「大きな声」を出す必要があって、そうすると自然と声が大きくなるんだって。
声って持って生まれたものだと思いがちだけれど、環境や習慣によるところが大きいのだそうです。
私もちゃっかりお悩みを聞いてもらっちゃいました(笑)
声に関して悩んでいることは、正直なところあまりないのですが、とにかく「声」を使う仕事なのでメンテナンス方法を知りたかったのです。
扁桃腺持ちで、喉から体調を崩すことも多いし・・
声のメンテナンスで由布子さんのオススメは
- こまめに水を飲むこと(お茶でもコーヒーでもなく、水がいいそうです)
- a&dホットシャワー
- ラベイユ プロポリスはちみつ
- 首をあたためる
とのこと。ホットシャワーが特にオススメと言われたのですが、私は多分毎日やらない(笑)
だからまずは、水をこまめに飲むことと、首をあたためることからやってみようと思います。
プロポリスはちみつは、銀座SIXや銀座松屋にも店舗があるようなので見に行ってきます。
こんな風に、すぐにできることを教えてもらえるのは嬉しいですね。
もちろん私の悩みだけではなく、参加者さんの悩みに関してもセミナーの中で、たくさん解決策を伝えてくれました。
さあ、実際に声を出してみよう・・・ではなく
カウンセリング終了後、さっそく声を出してみるのかと思ったら・・
次は姿勢チェック!
よい声を出すためには姿勢は大切。
現代人は、スマホやPCを操作していることが多いから、自然と首が前に出てしまう。
首が前に出ると身体のバランスが取れないから、バランスを取ろうとして身体がゆがむ。
さらに前のめりの姿勢をすることで、肩が前にはいってしまって胸が狭くなり、呼吸も浅くなる。
という説明がありました。
確かに思い当たるフシがいっぱい。
身体に余計な力が入っていたり、凝って固まっていたりすると、よい声って出ないんですよね。
プロの歌手は色んな体勢で歌うけれど、ちゃんと基礎ができた上でのアレンジ。
まずは正しい姿勢を知らなければダメですよね。
ということで全員で正しい姿勢の確認。
最初にいつもどおりの姿勢で椅子に座って、お互いに写真を撮り合います。
その後、由布子さんに正しい姿勢を学び、また写真を撮り合いっこ。
私も由布子さんに撮ってもらったのですが、いつもの姿勢がひどすぎて(笑)
背中は丸まっているし、首も前に出ている。
ものすごーーーーくダラシがない姿勢でショックでした。
あまりにもひどすぎて、写真は自粛です(笑)
参加してくださった方からも、「あーーー」とか「いやーーー」とか声が聞こえたので、それぞれ思うところはあったんだろうなと。
「とりあえずやって!」ではなく理屈があるから、わかりやすい
由布子さんのセミナーの一番大きな特徴は、理屈をちゃんと説明してくれること。
声がどうやって出るのか
なぜ、そうした方が良いのか
腹式呼吸とはどういうことなのか
ひとつひとつ丁寧に解説してくれるから、納得した上で取り組むことができるんですね。
特に腹式呼吸の理屈は、すっごくわかりやすかったです。
うまくできないとか、なんとなくやっているという方も多いと思うのですが、由布子さんの理屈を聞けば、誰でもできるはず。
参加してくださった方のアンケートでも、「声の出し方や腹式呼吸の理屈を説明してくれたこと」が一番参考になったとの回答でした。
いよいよ発声練習。ひとりひとりへ細かく丁寧なアドバイス
いよいよ発声練習。
先程学んだ姿勢を意識しながら、鏡の前で声を出していきます。
ここでも由布子さんから、おひとりずつにアドバイス
「顎が出ているから、もっと引いたほうがいいよ」
「息の量と声帯にぶつける勢いが強すぎるのが、声をだすと疲れる原因だと思う」
「体育館の向こうに大好きな人がいて、その人に呼びかけるイメージで」
「口角を上げないと、同じ音でも暗く聞こえてしまうよ」
自分の悩みに対するアドバイスじゃなくても、他の方へのアドバイスで「そうか。そこを気をつければいいのか!」と気づけるのが、グループレッスンの醍醐味ですよね。
鏡の前で表情筋を動かす練習もいたしました。
日本語は口を動かさなくても話すことができる言語。
だから、口先だけでモゴモゴと話す人もとっても多い。
だけど自分の思いや考えを100%相手に伝えようと思ったら、もっとハッキリ聞き取りやすく話せた方がいいですよね。
特に大勢の人の前で話すならなおさら!
そして表情筋を動かすと、顔もスッキリして一石二鳥。
滑舌練習は意外と「か」行が難しい
今回のセミナーはビジネスに特化したセミナーなので、最後は全員で滑舌の練習。
あめんぼあかいななあいうえお
で有名な、北原白秋作詞「あめんぼの歌」を使いました。
おもしろいなと思ったのが、人によって「言いにくい行」が違うということ。
ある参加者は「か行」が苦手。
別の参加者は「ま行」の詞でスピードが遅くなる
「う」の音だけがこもってしまって言いにくそう
などなど。
由布子さんがそれらを聞き逃すはずもなく(笑)
「はい、もう1回言ってみて」
「うーん、そこは◯◯した方がいいかな」
と個別にアドバイスをしながら、何度も苦手なところを繰り返していきました。
最初に聞いたお悩みを解決するためのエクササイズをお一人ずつに伝えて、3時間のセミナーは終了。
最後はほんのり汗をかくほど、身体全体にエネルギーがみなぎった3時間でした。
参加してくださった方の声
「アットホームな雰囲気で相談しやすかった」
「楽しく、学びの多い3時間でした。少人数できめ細やかな指導が受けられたのもよかったです。姿勢の悪さや声帯に負担をかけるような発声をしているのに気がつきました。」
「自分で自分を随分と雑に扱っていたんだなぁと思いました。日々使う声・自分の身体を大事にして仕事にも向き合っていきたいです。」
「具体的に自分の苗字や聞き取りづらい発音の練習法がわかった」
「普段、仕事をして悩んでいた点について解消法を学べた」
「ボイトレは受けたことが無かったので、ついていけるか不安でしたがわかりやすく説明・アドバイスをしてくださったので、楽しく学ぶことができました。あっと言う間に時間が過ぎていてびっくりしました。」
声は必ず変わることを実感した3時間
最初に出した声
3時間のセミナー後に出した声
参加してくださった方の声がぜんぜん違っていたことが、「やっぱり声って変わるんだな」と思わせてくれました。
とは言え、3時間は3時間。
これまで何十年も繰り返し行ってきた「クセ」がすぐに変わるわけではありません。
だからこそ、3時間のセミナーで学んだこと、由布子さんからのアドバイスをコツコツと積み重ねていくことが大事ですね。
私はやっぱり姿勢からだな!!
由布子さんには10月にもセミナーをお願いしているので、今回気になったけれど行けなかったなーとう方は、ぜひ10月にいらしてくださいね。
6/22(土)『開催の働く女性のミニ講座①/働く上で大切にしている価値観を探ろう!』は満席になりました。
ありがとうございます!
何名かの方から「行きたかったけど、日程が合わなかった」と伺いましたので、第2回も検討中です。
※ストアカ上は残1名になっていますが、定員6名ではなく5名が正しいため満席です。