これからは「個の時代」だと言われていますよね。
終身雇用が当たり前だった時代は、
- 組織の中でどう成果をあげていくのか
- 組織の中でどうキャリアを築いていくのか
- 組織の中でどう成長していくか
これらを考えることがとっても大切でした。
でも終身雇用が崩壊し、複業や転職が当たり前になると「組織の中」だけで考えても、うまくいかないことが多いんですよね。
今の会社でしか通用しないルールって、たくさんありますから。
だからこそ「自分自身の成長を考えなさい」ってことなんだけど、これも取扱いを間違えると危ないなと思っています。
『自分自身の成長を考える=組織を無視していい』ということではないんです。
時々、「組織なんて関係ない」に近い事を言うキャリアコンサルやキャリア専門家がいますが、私にしてみたら、それこそ「何を言っているの?」です。
成果を出せない人にチャンスは与えられない
組織に所属しているなら、組織での評価は外せません。
なぜなら成果を出せない人、評価されない人にチャンスはやってこないから。
私は「個人ではできないたくさんの経験ができる」ことが、組織に所属しているメリットだと思うのです。
- 数千万円〜数億円の大きなプロジェクト
- チームで仕事をする
- 会社の流れを把握できる
もちろん所属している組織や、自分の仕事内容によって経験できることは変わるけれど、それでもフリーランスではなかなか難しいことも、組織にいると経験できちゃうんですよね。
だけどチャンスは誰にでも平等にやってくるわけではなく・・・
「成果を出してきた人」「評価されている人」にやってくるんですよね。
ベンチャー企業だと、ここに「やりたいと手を挙げた人」も入るかな。とは言え、いくら「やりたい」と手を挙げたところで、それだけでやらせてもらえるのは多くても数回。
会社はボランティアじゃないですからね。
成果が出せなければ従業員のお給料も支払えないし、会社を存続させることもできない。
チャンスが欲しいのであれば、やっぱり成果や評価を意識することを避けては通れないのです。
「協力してあげたい」と思われない人は、やっぱりチャンスをもらえない
仕事ってどんなものでも、ひとりでは出来ないと思っています。
直接その仕事に携わるのはひとりであったとしても、その先にはクライアントがいるし、直接的ではなくても関わった人たちもいるはずです。
それなのに自分の成長「だけ」を考え、組織なんてどうでもいいと思って仕事をしていたら、どうでしょう。
周りの人はシラケますよね。
自分の調子がよいとき、自分がうまくいっているときは、それでよいかもしれません。
だけどいつでも調子がよいとは限りません。
どこかで躓くこともあるし、うまくいかないことだってあります。
そんなとき、自分の成長のこと「だけ」考えている人は、どうなると思いますか?
自分でなんとかしたらいいんじゃない?と誰からも助けてもらえない
こうなっちゃうんですよ。
仕事はひとりではできないのに、誰からも助けてもらえない。
自分がうまくいかないときに手助けしてくれる人がいない。
それどころか「自分でなんとかすれば」と冷めた目で見られてしまう。
自力で復活できればいいですが、それができなければ効率も成果もあげられなくなっていきます。
人望のない人は、やっぱりチャンスをもらえなくなるのです。
自分の成長と組織の評価が交わるところはどこ?
だったら昔のように、組織の中でどう立ち振る舞うかだけを考えるのがよいのかと言えば、もちろんそれも全く違います。
最初に書いたように、終身雇用が崩壊して転職や複業が当たり前になっていけば、「その組織だけ」で通用することを考えていたら、取り残されて当たり前です。
今の時代に必要なのは「個人の成長」と「組織での評価」の両方を考えること。
あなたが「こんな風になりたい」「これができるようになりたい」と考えていることの中で、今所属している組織で必要とされていることはないですか?
交わるところを探して伸ばすこと。
それが大事なのです。
もし交わるところがひとつもなかったら?
だとしたら、あなたの成長と組織の評価が交わるような職場を探すことが必要かもしれませんね。
個人の時代と言われるようになり、組織で評価されることや組織で成長することを否定する人もいるけれど、そこに引っ張られちゃダメですよ。
組織に所属している以上、組織からの評価は考えなければいけません。
自分自身の成長と組織からの評価、交わるところはどこなのか?
そのために何をすればよいのか?
ぜひ、考えてみてくださいね。
ひとりでは難しいという方は、7/20からスタートの『Basic Program』にいらしてください。
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