LiberVictus

あなたの思い込みが、あなたの成長をさまたげる

おはようございます。LiberVictusナビゲーターの古賀ちぐさです。

 

なかなかこちらのblogをアップできずにいて心苦しい限りです。

たくさんの方にLiberVictusや私たちナビゲーターの思いを知って欲しいので、これからはこまめにblogをアップできるように頑張ります!

 

「自分のキャリアで悩んでいるんです。これからどんな風に働いたら良いか迷っています」

「組織をもっとよくしたいんだけれど、何から手をつけたらいいのか・・・」

 

私はキャリアコンサルあるいは組織開発コンサルという仕事柄、「セッション」や「ヒアリング」という形で、お話を聞かせていただくことが本当に多いです。

私たちコンサルタントは、クライアントが持っている課題の本質が何かを探るために、色んな方向から質問を重ねるわけですが・・・

 

思い込みって本当に多い!!!

 

という事を日々、実感しています。

本人は気付いていないことが多いんですよね。

そして「思い込み」が、何かを変えていこうという時の壁となって立ちはだかることが多いので、とっても厄介なのです。

 

いきなり変わることは難しいけれど、まずは自分が「思い込み」を持っているのではないか?と気づくことは、とても大事です。

自分が「色眼鏡」を通して物事を見ているという意識を持つ

「私は思い込みなんて持っていない!」

 

と思っている人がいたら、そもそもそれは違うことが多いです。

人は誰しも自分の「フィルター=色眼鏡」を通して物事を見ています。

 

この「フィルター=色眼鏡」が、「きっとこうに違いない」「これが正しい/間違っている」という思い込みにつながっていくのです。

 

人は見たいようにしか見ないし、聞きたいようにしか聞きません。

 

私のようなコンサルティングの仕事をしている場合、極力思い込みを外し、フラットに物事を見るように意識はしますが、それでも色眼鏡を全く通さずに見ることはできません。

 

  • 子どもの頃、親や先生に繰り返し言われたこと
  • 自分が住んでいる国や地域に根付いている考え方
  • 会社や学校など自分自身が所属しているコミュニティに根付いている考え方
  • 自分自身が大切にしているもの

 

自分の色眼鏡は、その人が育ってきた環境や信じていることによって、少しずつできてくるものです。

ある程度まとまった人数の人が共通で持っている「フィルター=色眼鏡」が一般常識や、会社や学校ごとの暗黙のルールになっていきます。

 

育った環境や置かれている立場が違えば、持っている色眼鏡も違います。

大切にしているものが違えば、やっぱり色眼鏡は違います。

 

まずは自分が色眼鏡を持って、外の世界を見ていること。

色眼鏡は人の数だけあるということ。

自分の見ている世界と他人の見ている世界は違うということ。

そして物事を変えたいのであれば、自分がかけている色眼鏡を外して、他の色眼鏡をかけてみることが大事だということ。

 

これらを意識することがとっても大事です。

色眼鏡は自分自身に対しても持っている

色眼鏡って、世界を見る時にだけ使われているわけではありません。

自分自身のことも、色眼鏡を通して見ているんですよね。

 

「私ってこういう人間だから」

「うちの会社は、これが当たり前だから」

 

はい、胸に手を当てて考えてみてくださいね。

きっと思い当たるフシがあるはずです。もちろん、私自身も山ほど持っています(笑)

 

自分自身を見る色眼鏡が厄介なのは、世界を見ている色眼鏡以上に、自分がどんな色眼鏡を持っているかわからないところ。

 

「◯◯はあなたのいいところだよね?」と言われても、自分ではその魅力に気付いていない・・ということはよくあります。

 

私は一緒に働いている人に対しても、自分のクライアントに対しても

 

「あなたは、ここがいいよね!」

「それはあなたの強みだよね!」

「そこが魅力的だよね!」

 

といっぱい褒めるのですが、素直に受け取ってくれる人が少なくて、すごく寂しい(笑)

たいてい「そんなことないです」と謙遜されるか「こんなこと、誰にでもできます」と否定されるかのどちらかです。

 

これは組織であっても一緒ですね。

自分たちの組織を色眼鏡を通して見ているから、外からどう見えているのか、他の人はどう感じているかに無頓着になってしまう。

 

そして違う考え方を「自分たちとは違うから」と一蹴してしまう。

とってももったいないことだと私は思います。

 

まずは自分自身や自分の組織に対しても、「色眼鏡を通して自分たちを見ている」ということを知ってくださいね。

他人の考え方や価値感に触れることが「思い込み」を変える第一歩

自分が色眼鏡を持って、世界や自分自身を見ていること。

その色眼鏡が思い込みに通じていることはわかった。

では、その思い込みを変えるにはどうしたらいいの?

 

きっとそう思いますよね。

思い込みを変える第一歩は、とっても簡単です。

 

自分以外の第三者の考え方や価値感に触れること

 

赤い色眼鏡をかけている人は、そのままでは青い色眼鏡をかけている人が見ている世界を知ることはできません。

 

だから青い色眼鏡をかけている人に

 

「青い色眼鏡からは世界がどう見えているの?」

 

と聞いてみるのです。

逆もまた一緒ですよね。青い色眼鏡をかけている人は、赤い色眼鏡をかけている人に、「赤い色眼鏡からは、世界がどう見えているの?」と聞いたらよいのです。

 

聞いてみたら、自分と一緒に見えているもの、全く違って見えているものを知ることができますよね。

それがわかったら、さらに聞いてみたらよいのです。

 

「どうしてそれが、◯◯という風に見えるの?私には△△に見えるよ」

 

これを繰り返していくことで、少しずつ自分の思い込みは変わっていきます。

インターネットや本などから情報を取り入れることでも、自分の持つ思い込みを変えるきっかけは得られると思います。

 

だけど自分以外の人から「ナマの声を聞く」ことは、インターネットや本からだけではわからないことも知ることができます。

なぜなら、その場で質問をしたり自分の意見を言ったりできるからですね。

 

自分や自分の組織だけで閉じてしまったら、過去の延長線上の成長しかありません。

だけどちょっと目と意識を広げれば、あなたとあなたの組織の可能性もグーンと広がります。

 

ぜひ、自分とは違う色眼鏡の人たちと、たくさん対話を重ねてみてくださいね。

 

よし、自分とは違う色眼鏡をかけている人と会話してみよう!と思った方は、5/22に「働く女性のための対話会」を開催しますので、ぜひいらしてください。

ワンコインでワンドリンク付きの気軽に参加できる対話会です。

【満席!】■働く女性のミニ講座①/働く上で大切にしている価値観を探ろう!
日 時:2019年6月22日(土)13:00〜15:00
場 所:新橋周辺会議室(ご参加の方に場所をお伝えします)
定 員:5名
参加費:500円(税込み)
お申込:コチラからお願いいたします

この記事を書いている人

古賀ちぐさ
2級キャリアコンサルティング技能士/ODプラクティショナー。20年以上の会社員経験と人事管理職経験を活かし、「スキルや経験を武器に、会社員のまま自分らしく働く」ためのサービスを提供。2017年4月より、一部上場企業にて非常勤で組織開発の仕事にも携わる。人事経験は12年ほど。

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